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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第57章 焦れる焦燥 ※Rー18



「んっ、ぁ、杏寿郎、満たして?
私の全てを…、貴方でっ、
満たし尽くしてっ。んぁ、ああ、
あんっ、ぁあ、ンぁあああんッ」

「…っ、ハァ、あげは、
好きだ…っ、愛してる君を…ッ」



満ちて 満ちて

満ち満ちて行く


貴方の愛と 私の愛で


ぴったりとこの胸の中も


自分の中も隅々まで彼で満たされていて


自分の中が どこもかしこも


彼で満たされて行く


「ふぁ、
んんっ、あぁあんっ、杏寿…郎」


自分の中も さっき杏寿郎に出された物で


満たされていて


彼の出した物と自分から出た蜜が

律動の度に混じって混じって行く…


溶けて溶けて


混じって混じって


私の中の好きも

杏寿郎の中の好きも


どっちが どっちの好きなのかも


分からなくなる位に ぐちゃぐちゃと


溶けて 溶けて行く


「んぁ、ああぁんっ、杏寿郎…、
ああっ、んっ、好きッ、貴方が好きッ…」


貴方の熱と

貴方の愛に


ドロドロに溶かされて


溶けて 形も保てなくなってしまいそうな


そんな 錯覚に溺れる


そして それも ぐちゃぐちゃに溶けて


忘れてしまう程に 溺れる


もう 貴方しか… わからない…ッ



そんな 世界に溺れて行くの



何も 考え何て纏まらない そんな頭の片隅で

私の世界がそうであるように


貴方の世界も そうであって欲しいと


願ってしまう…



これは 愛?

それとも 欲?



「んっ、はぁああんっ、あぁ、
ンんッ、あぁ、ん、ぅ、ふぁ、
杏寿郎っ、杏寿…、郎、んっ、
あぁ、ん、はぁあああ゛んッんッ」

「…あげは…っ、ハァ、
…このままずっと、
こうして居たい…ッ、君と…ッ」


頭の中が真っ白になって

頭の中が空っぽになって


頭の中がバカになって行くみたいに


何もかも 分からない分からないのに


分かってる…

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