第57章 焦れる焦燥 ※Rー18
「今日は…、えらく、積極的なんだな」
「もう、意地悪を…んんっ、しないでっ」
「悪いが、あげは。
俺も、これ以上は限界だ」
ズズズッっと彼のアレが
自分の中に入って来て
中を押し広げられて行く感覚と同時に
ずっと この数日に
欲しいと思って居た 彼の感覚で
満たされて行くのを 胸の中で感じていて
「大丈夫…か?ハァ、っ
ハァ、んッ、痛…みは?」
「んっ、大丈夫…ですのでっ」
はぁっと苦し気に杏寿郎が
顔を歪めながら息を乱していて
「凄い…な、中が…、絡みついて…
溶かされて行く…みたいだッ」
ニチュニチュ… と小さな水音を立てつつ
浅い抜き差しを繰り返されると
「あっ、あっ、んっ、あぁ、ん」
その杏寿郎の律動に合わせた
一定間隔のリズムのいい喘ぎ声が
あげはの口から漏れてでていて
自分の熱と彼の熱が
ただ熱くて
トロトロと蕩けて
ひとつになって 繋がってる部分が
交じり合って 溶けて行く
もう このまま 溶けて
彼と一つになって…しまいたい
醒める事のない夢の世界の様な
下がらない微熱を拗らせて
熱を混ぜ合って 行くみたい
「杏寿郎…、好き…ッ」
「どうしようもないな、…俺も君も」
ズンンッと深い場所まで
一気に杏寿郎のを捻じ込まれて
大きく背中を反らせて
その快感に全身が震える
「ああぁぁん!んっ、…あぁ、あぁ
んっ、あん、んぅ、は、ンんーんッ」
「まだ、だろう?あげは…。
もっとこれ以上、
入れないぐらい奥まで…いいか?」
奥に杏寿郎の先が 当たってるのに
まだ奥まで これ以上繋がれない場所まで
自分のモノを入れたいとそう言って来て