第53章 期待の募る夜には…　R-１５

ギュウギュウと自分の中が
締まって居るのが分かる

「んーん゛っ、あっ、あっ、
ふぁ、あぁああんッ、やぁあんッ
そこ…やんんっ、んっ、ぁあんッ」

グイっと押し当ててくる
モノが当たる角度を調整して来て

ビクッとあげはの身体がある角度で
反応したのを確認すると

「あげは、ここか？」

そう杏寿郎があげはに
場所の確認を取って来て

直接ではない隔たりのある
感覚ではあるが

下着と当てている物越しに杏寿郎が
花芯の位置を探って来て

その杏寿郎の問いに
あげはが小さく頷くと

そこを重点的に刺激する様にして
自分のモノを擦りつけて来て

思わず　彼の律動に合わせて

自分の腰が自然と振れてしまって居て

その部分が　当たる様に
角度を無意識に快楽を求めて
自分から合わせてしまって居て

「んっ、はぁ、あぁんッ、んっ
あぁあっ、杏寿郎っ…んっ」

グチュグチュと
ぬめり気のある液体に塗れて
ズルズルになっている　その部分からは

律動の度に水音が溢れてくるし

その律動の度に快感も溢れてくるし

自分のその部分に当てている物の中に
自分から溢れた蜜が
溜まっているのが分かる

「どうだ？俺からすれば…。
動かしながら、あげは。
君のいい声を聞いて居れば。
本当にそうしてる様にも、
錯覚してしまいそうだが。
ハァ、君は？そうでもない感じか？
それとも、それっぽい…感じだろうか？」

そう訊ねて来ながらもグイグイと
自分の硬くなっているソレを
押し付けながら擦り付けて来るから

ギュウギュウと自分の中が
強請る様にして疼くし

「はぁ、んんっ、
…っ、あ゛ぁあんッ
あぁ、んっ、んはぁあんッ」

杏寿郎のソレで花芯を刺激されてしまって
あげはの口からは
甘い声が漏れ出てしまう

「あげは…ッ、…あげは…」

名前を切なそうに呼ばれてしまったら
ギュッと自分の胸が締め付けられて来る

どうにかしてあげたくもなってしまうし
どうにもできずにもどかしい