第44章 その琥珀糖の味は…　※R-15

「…ハァ、ハァ、
…くぅ、ぁ、ハァ、ん…ぅ」

段々と呼吸が乱れるのを感じる


そのまま数回

シュル…シュルとそれを繰り返すも

出したいとはなりそうに無かった


快感はそれ以上なのに…だ

それに　これはマズイと


俺にも分かる　これを突き詰めて出すのは


後に引けなくなりそうな程に感じる


この吐き出すに足りない

強烈な快感では

吐き出す頃には　開いてはならない

領域に繋がる扉を開きかねん


あの本にも
この方法をし過ぎると

女性との行為で
果てれなくなるともあったしな

あまりにも強烈な快感に

虜になる男が居ると言うのも

分からなくもないが…


どうせなら…と思わずには居られないからな


より長く…その行為その物を

楽しめるのであれば　まだしも

その人の中で　

果てる事も叶わなくなるのは御免だからな


亀頭に宛がっていた
粘り気のある液体がしみ込んだガーゼを
杏寿郎が亀頭から外すと
そのガーゼで陰茎を包み込んだ

自分の竿の部分に
ガーゼにしみ込んだ
粘り気のある液体を馴染ませて

そのまま陰茎を扱くと
粘り気のある液体がニチュグチュと
卑猥な水音を立てる

音だけに集中していれば
そうしてる時の音に近いか…
ここに彼女の声が重なれば尚いいのだが…

そう思いつつも更に陰茎を扱き上げれば

それまでの反動なのか

あっという間に身体の奥から

吐精感が堤防が決壊したかのように
急激に押し寄せて来て


先程の様な強烈な快感はないが

吐き出したい熱が昂るのを感じる


「…つぅ、ハァ、ハァ、
…く…ッ、ぁ、…う゛ッ、ハァ、ハァ…」

そのまま　その自分の奥から
湧き出る欲望のままに

陰茎を扱き上げるのを加速させれば

それまでに　溜まりに溜まった熱が

一気に吐き出されるのを感じた


「……っ、ぁ、
…うぅっ…ハァ、ハァ…んッ」