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暗殺者の正しい飼い方しつけ方

第5章 番外編  



「なん、で………」



わかんない。
なに、これ。
雨音が、雨音じゃない。
怖い。
教授の考えてることが、わかんない。
懇願で向けた視線は、少しの微笑みで呆気なく外されて。
教授の吸うタバコの煙が、鼻を掠める。
両手の動きが封じられて。
あたしを跨ぐ雨音の体重が、動きを完全に捕えてる。
ガチャガチャガチャガチャと必死に手を動かしたところで手錠は外れない。
教授が嵌めたベルトの上から手錠が巻き付いて。
雨音みたいに関節外しても折ってもきっとこのベルトは、外れない。



「なんでそんなに抵抗するの?時雨」

「━━━━ひぃぁっっ!!」


カリ、て。
胸の突起に歯が当てられて。
痛みに体が跳ねる。



「うん、その声。……ねぇ時雨、リビングでも、してたよね。ずっと教授が、羨ましかった。もっと聞かせてよ、時雨」
「あま、ね待って……ッッ、や、っだってば」
「なんで?」
「雨音、友達、だも……っ、弟、だも……っ、んぁあッッ!?」



ぐり、って。
雨音の指が、なかを抉る。


「友達じゃない。弟なんて、思ったことないよ俺」

「やッッだ、息……、指、なかぁ……っ」



胸を口へ含んだまま話すから、吐息が冷気になって襲いくる。
指が、なかを掻き回す。


「やぁ………ッッ」


びくん、て。
跳ねる体を制御出来ない。
さっき散々高められた熱が、また舞い戻ってくる。
なかを掻き回して。
奥を突かれる感覚を、体は覚えてる。
わけわかんないくらいにお腹の奥を押されて。
気持ちいいの、知ってる。
クラクラ、する。
熱い。
お腹、疼く。



疼、く。




「━━━━あま、ね…………ッッ」
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