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暗殺者の正しい飼い方しつけ方

第5章 番外編  


ずっと引っ掛かっていた。




『俺のものに、なる?』

『━━━なるッッ』






あれは。
時雨の意志なんかじゃない。
身体をおとしても、心まで堕ちたわけじゃない。
そんなことわかってる。
はじめての快感を覚えて、その味に染まってるだけ。
時雨は騙されやすい。
それに漬け込んだんだ。



『警察沙汰してたよ』



チャンスだと、思った。




「ひ……っ、やァぁあッッ!!奥、お、くぅ!!お腹壊れちゃう!!子宮、破れちゃう!!」


地下室の硬いベッドの上。
うつ伏せにした時雨の、拘束したままの両手を押さえ、勢い良く子宮を突き上げる。
足首に着けた足枷は、両足を短く繋ぎ直し、固定。
これで手も足も、動かせない。


「きょ、じゅ……ッッ、おもちゃ、とって……っ、お腹あたって、くる、し……」

なかへと挿入れたままのおもちゃが、突く度に子宮を押し上げて。
苦しそうに吐き出された吐息が、よりいっそう嗜虐心を、煽っていく。

「や………ッッ、っぁあ」

びくびくと、からだが痙攣しだして。
限界が近いことを、知る。
同時になかの締め付けが、強くなった。



「時雨」
「や……ッッ、ぁ、やぁ……っ、も、こわれ……」



「"俺が"………好き?」







時雨は、簡単に堕ちる。
気持ちいいことに弱いから。
もし捕まって、こんな風におとされたら時雨はきっと、完全に取られてしまう。
免疫が、なさすぎて。
免疫がないならつければいい。
ちょうどいい人材ならすぐそばにある。
ずっとずっと考えていた。
どうしたら時雨を一生そばに繋いでおけるのか。
だからこれは、チャンスだと思った。
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