第3章 殺し屋業、復帰!!
従う。
判断基準が、時雨にはまだわからないから。
『従う』、これが時雨の最善。
わかってたことだけど。
無垢な笑顔で笑う時雨が。
時雨を。
救ってあげられたら………とも、思うんだ。
「教授?」
きっと殺人の罪の重さも、この子にはわからない。
「………教授、あたしお風呂入りたい。血の臭いする」
「嫌いですか?血の臭い」
「教授は好きなの?」
「嫌い、ですね」
「前は良くわからなかったけど、今はわかるよ?」
「?」
「教授の部屋に入ったらね、異臭がしたの。たぶんあたしに着いた血の臭いなんだと思う。気付いたらすっごく嫌な感じ。お風呂入っていい?」
「…………」
少しづつでも、変えていけたらいい。
感性を。
感覚を。
「じゃぁ私も入ります」
「え」
「嫌そうな顔されると、傷付きますね」
「教授、やらしいことするんだもん」
「されたいです?」
「いや、されたくは……ないですけど……」
「?」
「………お風呂、入ります!!」
………これはこれは。
今日はゆっくり、休ませてあげようと思ったんですけどね。
ピュー、と駆け足で浴室へと急ぐ時雨の、後をゆっくり追いかけた。
「………っん、はぁ、っぁ、んんんッッ」
「声我慢してます?なんで?」
「や……ッッ、そこ息……っ、やぁ!!声響くの、っや」
浴室の壁に両肘凭れかけ、立ったままの右足をしっかり掴んで開かせ、秘部へと舌を伸ばす。
時雨はこうやって、後ろから舐められるのが好きだ。
すぐに体震わせて、果てる。
「きょ、じゅ……ッッ、きょーじゅ!!やだ、やだ舌、なかぁ……ッッ」
「駄目ですよ、まだ」
「ぇ」
ぎゅうってきつくなかが締まって。
イきそうなのが、わかる。
わざと顔を離して、立ち上がった。
「なん、で………?」
「苛めたい気分なんです」
「え……」