第2章 絶賛失業中、です。
下着が張り付いて、透けてる。
想像以上にエロいな、これ。
下着からちょこん、とはみ出している紐を軽く引けば。
「………っん」
意外にも。
引っ掛かって取れない。
おかしいな。
すぐ取れるように浅いところにいれたはずなのに。
なぜだかかなり奥の方へと移動したらしい。
「……ふ、ぅ…っ、ぅあ」
ふるふると震えながら耐えている姿が、視界の端にうつりこむ。
知らずに漏れた、小さな笑み。
「時雨」
「は……ッッ、んえ!?」
涙。
ヤバイなぁ。
この子の涙、くるものあるんだよなぁ。
「奥に挿入っちゃったみたいで、少し引っ張りますよ。我慢してくださいね」
「ぇ、や……、嘘」
ずるう、と引き抜けば。
びくん、と、体を反らし。
落ち着いたのを見計らって再度、引き抜く。
「ま、待って!!」
けど。
「ぁ、バカ時雨それ……」
しがみつくように抱きつかれたのは左腕で。
「ひぁ!?ぁ、っぁぁッッ!!やぁあああ━━━━━ッッ!!」
偶然にも。
左手に持っていたリモコンのスイッチを時雨は自分で強度をMAXまで、上げた。
同時に。
おもちゃを思い切り引き抜くのも、同時進行、で。
びくびくと体を痙攣させながら。
時雨はそのままくたりと、体を俺に凭れさせた。
「…………不可効力だよな、これ」