第3章 変化
及川side
今日は岩ちゃんとバレーシューズをみにショッピングモールに来ていた。するとそこにはまっきーといのりちゃんの姿があった。
(え、え、なんであの2人がいるの⁉︎しかもなんか2人ともおしゃれしちゃって…もしかしてデート⁉︎)
俺はすぐに岩ちゃんに報告しようと思います岩ちゃんの肩を叩く。
「ねぇねぇねぇねぇ岩ちゃん!あそこ見て!まっきーといのりがいる!」
「おぉほんとだな。買い物にでも来たんだな」
「岩ちゃんってばそんな呑気なこと言ってー。デートだよデート!よし、岩ちゃんあとついていくよ!」
「そんなの勝手にしとけ。俺はまだシューズ決めてないんだから」
岩ちゃんはまっきーたちに興味を持たずバレーシューズに夢中になっている。そんなことしてたら見失うのに!俺は岩ちゃんをせかしてなんとか岩ちゃんはシューズを購入。
まっきーといのりちゃんはどこかへ移動したのかさっきの場所にはいなかった。しかしお店をちょっと出たらすぐ見つけてあとをつけていく。
「後つけるなんて悪趣味だぞクソ及川。」
「岩ちゃんはひどっ!だって面白そうじゃん♪」
岩ちゃんに今度は「クソ川だな」って言われるけど気にせず後をついて行く。だって気になるじゃん。俺がたくさん話しかけてるのにいのりちゃんはあんなに笑ってはくれない。
ねぇそのまっきーに向ける笑顔を俺にも見せてよ。俺だけに見せてよ。
まっきーはいのりちゃんのことが好きなんだと思う。なんとなく見てたらわかる。いのりちゃんはまっきーのことどう思ってるんだろう。きっと多分…。
俺中の気持ちをいのりちゃんに伝えることは多分ないと思う。この関係を気まずくさせたくないからね。でも思うくらいは構わないよね?だってこれが俺の初恋だから…。