第3章 変化
いのりは花巻との連絡の後遥に連絡を入れた
いのり[遥起きてる?ちょっと話したいことがあって]
遥[起きてるよー電話にする??]
いのり[うん。電話にする]
そう返すとすぐ電話がかかってくる。すぐに いのりも電話に出る。
『もしもし。夜にごめんね』
「どうしたの?珍しいね」
どちらかというと遥かからの方が電話をしてくるので いのりから電話したいというのは稀であった。
『うん…ちょっと相談したいことがあって…』
「どうしたのー?」
『今日バレー部の先輩の人と出かけたの。それでねその…頭ぽんぽんって…されて…』
「うんうんそれで!」
『私それにすごいドキドキして…それから先輩がかっこよく見えちゃって…。』
「うんうん!」
遙は いのりの相談に傾聴しながらも顔は凄くにやけて楽しんでいる。
『他にも他の人なら嫌だなって思うことでも先輩だったら嫌じゃなかったり…。これってなんだと思う…⁇』
「うん、恋だね!」
遥は いのりに間髪入れずに答える。
『え、!恋⁉︎恋ってあのドラマみたいな⁉︎』
「そう、ドラマみたいな」
「 いのりはその先輩が好きなんだよ」
『…私が先輩のことす…き…。』
口にすると いのりは顔を赤くする
『わ、私これからどうしたらいい…⁉︎』
「どうするもこうするも告白すればいいんじゃない?」
『むりむりむり…!』
「無理じゃない いのりならできる」
『でもでも今は無理。大会近いな困らせたくない…。』
「じゃあ終わってからだね」
『う、うん…。』
「応援してる!頑張って。いのりなら大丈夫!」
『ありがとう…。また相談していい??』
「もちろん♪」
『あぁ!そうだった。いきなり相談なんだけど明日その先輩と買い物に行くことになって…どんな服着ていけばいいかな…?』
「まかせて!とりあえずビデオにして!!」
その後いのりは遥と夜遅くまで電話で洋服や髪型など話し合いをした。