第3章 変化
花巻は いのりのお母さんと一緒に いのりのビデオを視聴していた。そして いのりはまあすぐご飯ができようとしているのでリビングにいる2人を呼ぶためにリビングの扉を開ける。そしたらリビングのテレビには自分の小学校のバレーの試合が映っていた。
『な、な、何見てるの!』
いのりは急いでビデオの電源を切る。
「何って いのりのビデオ。花巻くんが見たいって言ったから。ね!」
「はいっ!めっちゃよかったぞ」
『もう…恥ずかしいじゃん……。…ご飯できたよ。」
ダイニングテーブルの上には出来立てのご飯が置いてあった。メニューはメインの生姜焼き、副菜が2品ほどそしてご飯と味噌汁。食欲のそそる匂いがして思わず花巻のお腹が鳴る。
「うわっこれ全部 水瀬が作ったのか?めっちゃうまそう」
『ありがとうございます。先輩はご飯普通くらいでいいですか?」
「うん、大丈夫だよ。ありがとう」
花巻は いのりからご飯を受け取り椅子に座り手を合わせて「いただきます」といってご飯を食べる。花巻は生姜焼きを口にしてすぐご飯を食べる
「めっちゃ美味しい!」
『口にあってよかったです』
3人は昔の話とか今の部活の話とかたくさん話し楽しい食事が行われた。食事を終え いのりのお母さんは仕事の電話で席を外し いのりと花巻は並んで食器を片付けていた
『すみません、片付けまで手伝ってもらって』
「いやいや、これくらいさせろよ。ご馳走になったんだから。あと今日1日ありがとな。めっちゃ楽しかったわ」
『こちらこそ楽しかったです。お母さんも楽しそうでしたし』
話しているうちに片付けが終わり花巻は時間も遅くなっていたので帰る時間になった。
「花巻くん今日はありがとうね。またいつでもおいで」
「はい。ありがとうございます!」
花巻はお母さんに頭を下げて挨拶をした。 いのりは『ちょっと駅の近くまで送ってくる』と言って一緒に花巻と玄関を出る。