第1章 出会い
青城side
今日は3時から練習試合が始まる
春になってから二回目の練習試合だ
それにしても一回目の練習試合よりか
観客が増えているような気がする
「なぁなんで今日こんなに観客の学生が多いんだ。しかも女子ばかりだし。一年多いし」
「あぁなんか一回目の練習試合のとき及川がかっこいいっていうのを言い流してそれに興味がわいた一年が見に来てるらしい」
青城の制服はリボン・ネクタイが一年が青、二年が赤、三年が緑になっている。
松川と花巻が話していると横から笑顔の及川が入ってきた
「ごっめーん俺のせいでみんなに迷惑かけちゃったかなー!」
「黙れ及川」
「岩ちゃんひどっ!」
試合の始まる前こんなくだらないことを話している。観客が多いからと言って集中できないわけではない。及川の声援が多いからって邪魔ではない。ただ自分たちのプレーを信じて俺たちにしかできなバレーでコートを制するのみ。
1セットをとれた休憩の時及川が岩泉に話しかけた
「岩ちゃん。あそこにいる女の子覚えてる?あれっていのりちゃんじゃない?」
及川が指の方向を指し岩泉もそれに向けて顔の視線を向ける。
「あぁ、確かにそうだな。水瀬青城に来てたんだな。」
二人の後輩である水瀬を見て話す。
それに花巻が入ってくる
「なんの話してるんだ」
「あ、マッキー。観客の中に中学時代のマネージャーがいてね。あ、!またいのりちゃんにマネージャー頼もうよ。いのりちゃんだったらしっかりマネージャーの仕事できるしかわいいしぴったりじゃない?」
及川の突然の案に岩泉も花巻も驚く