第2章 転機
いのりは監督とコーチに呼ばれ話をする。
「じゃあ正式にこれから青城バレー部のマネージャーをするということでいいな」
『はい!よろしくお願いします。あとマネージャーをするにあたってお願いがありまして、、、』
いのりは家庭教師中を相談し毎週水曜日は休みにさせて欲しいということを話した。監督とコーチは「学生の本業は勉学だから大いに結構」といい承諾を得た。また「こちらから選手にも伝える」と言ってもらいいのりは安心した。
「あと今日の試合よかったよ」
『ありがとうございます!!』
その後いのりをマネージャーとして改めて挨拶をし晴れていのりは青城のマネージャーになることができた。
今日は午前中だけで終わりということだったのでみんなは帰りの支度を始めたりいのりはまた矢巾と渡と一緒にボトルの片づけであったりタオルの洗濯であったりマネージャーの雑務をいろいろ教えてもらった。
時間はもうすぐ1時になるくらいで多くの人はお腹が空いたと言って帰ってしまった。いのりは家ではまだ母が寝ているかもと思いどこかでご飯を食べて図書館で勉強しようと思い学校を出ようとした。そのとき聞き慣れた声によばれる。
「いのりちゃん!この後暇?俺たちと一緒にご飯食べに行かない?いのりちゃんの歓迎会しよ!」
『え、!?歓迎会ですか?そんなしなくていいですよ』
「遠慮するな。ただこいつが飯食いたいだけだ」
と及川の提案に対してつけたしフォローをする岩泉。それならと思いいのりは一緒にご飯を食べに行くことにした。行くメンバーは及川、岩泉、松川、花巻そしていのりの5人
学校から歩いて数分のところにファミレスがありそこに入り案内された席に座る。席はいのり隣に及川、向かいの席に花巻、松川、岩泉の順で座った。
席に座るなりメニューを見て注文をする。いのりはオムライス。及川と岩泉はハンバーグ定食、松川はチーズのハンバーグ定食、花巻は唐揚げ定食とみんなドリンクバーを頼み料理が来るまで今日の試合の内容や反省などを話していた。