第2章 転機
いのりは今までのことを全部お母さんに話した
マネージャーに誘われたことバイトと勉強やお父さんのことや花巻のことまでここ数日あったことを全部話した
そしてマネージャーをしたいという気持ちも
話している途中涙でうまく話せなかったけどお母さんは「うんうん」と言いながら話を遮ることなく話してくれた
「話してくれてありがとう…いっぱい悩んだんだね」
と言いながらいのりの背中をさすったり頭をやしよししてくれる。それがとても暖かくて優しくて涙が止められない。
「私はね…バレーしてるいのりも好きよ。何事も全力で取り組むいのりが好き。バレーじゃなくてもね。もちろんお父さんもね。だからいのりのやりたいようにしなさい。お母さんもお父さんもいつでもいのりの味方よ。」
『おかあさん…」
「それにねお母さん看護師、長いのよ。お給料もそれなりにもらってるしお父さんが残してくれたお金だってあるんだからそっちの方は気にしないで。思いっきり好きなことしなさい」
『ありがとう…お母さん…ありがとう…』
いのりはお母さんをぎゅっとする。「あらあらまだまだ子供ね」と言ってるお母さんはなんだか嬉しそうな声色でいのりの頭を撫でてくれる。
その後お母さんと今後の話をしマネージャーをすることコンビニのバイトは辞めること。でも親戚の子の家庭教師は続けたいと言う話をして家庭教師の方は部活の方に相談してみる方向になった。