第1章 出会い
花巻は続けていのりに言う。
「まあマネージャーのことは水瀬さん自身のことだからもう少し前向きに考えてほしいかな。」
花巻にそう言われるとようやく決心した心が揺らいでしまう。
「あ、そうそう俺話したいことこっちじゃなくて水瀬さんのお父さんのことなんだよね。小学校の先生してたって聞いたんだけど。もしかして仙台北小学校の先生してなかった?」
突然の父の話題になり戸惑ったが父が務めていた小学校の名前が出てきたことが一番の驚きだった
『え…、そうですけどなんで知ってるんですか…。』
「あ、やっぱり!おれ水瀬先生の教え子なんだよね。確か小学5年生のころの。水瀬先生のおかげで俺バレー始めたんだよね。」
以外の共通点に驚きつつも父の話になりいのりはついうれしくなる
『そうなんですか!あ、確かにその頃教え子にバレーを習いはいじめて父も私に楽しそうに話してくれていた覚えがあります!』
「あ、それ俺だわ。だからさ水瀬さんの話とか良く先生から聞いてたんだぜ。めっちゃ可愛い娘がいてバレーに夢中になってるって。」
と話す花巻はすごいうれしそうな顔をしながら話している。