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【呪術廻戦】恋は呪へと散りぬるを《更新休止中》

第7章 傾覆




『っと言うわけで!1・2年合同お祓いツアー開催しま〜す!』

『はぁ?なんだよそれ』
テンション高めな五条先生に真希先輩が不機嫌そうに言う。


『箱根に、それはそれは不気味な呪われた廃ホテルがあってね、そこをみんなで祓うのが目的の遠征!
祓った暁には、1泊2日3食付の高級旅館ご宿泊をプレゼント〜!!!』

『えー!何それ最高じゃーん!俺乗った!!!』
虎杖君は嬉しそうに言う。

『私も乗った!箱根の高級旅館だなんて最高以外の何ものでもないわよ!』
釘崎さんも虎杖君の後に続く。

反対する者はおらず、お祓いツアーとやらは決行されることになった。


『廃ホテルはとっても広いから、二手に分かれて行動してもらいまーす。
グループA!真希、パンダ、棘、泉智
グループB!悠仁、恵、野薔薇
以上っ!』


『先生待ってください。
なんで泉智だけ先輩のグループなんですか?』
恵君が珍しく不機嫌そうに言う。

"私…なんかやらかしちゃったのかな…"

『泉智は2年生の呪術見たことないよね?しっかり見て勉強して欲しくてね。
他、反論ある者は?!』

『・・・。』

『じゃあこれで決まり!解散!!』




『先輩方…宜しくお願いします…』
先輩達の中に1年の私が1人入り、少し緊張しながら挨拶をする。

『こっちに入ったからにはミスは許されねぇからな?覚悟しろよ、泉智!』
真希さんは口角を少し上げながら言う。

『なんかあったら、俺らが守るから無理すんなよ』
パンダ先輩の優しさにウルっとしてしまった。

『しゃけ!』
棘先輩は私の頭をポンポンとしてくれた。

『おい棘!お前いつも泉智に対しては異常にコミュニケーション取ろうとしてねぇか?!』
真希先輩が言う。

『おかか!!!』
棘先輩は腕でバツを作ってアピールする。

『先輩、いつも巻き込んでごめんなさい…』
一応棘先輩に謝罪すると、優しく肩をポンポンとしてくれた。
"棘先輩ってなんだか和むな〜"
そんなことを考えていると、自然と笑みが溢れる。




校庭に集まりグループに分かれて鍛錬を行う。
私たちのグループでは、私が近接戦に弱いことから呪具の扱いを真希先輩に、パンダ先輩に格闘を徹底的に指導してもらうことになった。

『ビシビシいくから、ちゃんと付いてこいよ!!!』

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