第5章 網にかかった蝶②【煉獄杏寿郎】
「君に飲ませたのは媚薬だ。体が熱くて疼いてきただろう?」
「あっ…う…さ、最低っ…」
すでにの頬は紅潮していて、甘い吐息がもれている。
「効き目が早いな…君は薬物を吸収しやすい体質なのか?」
「ああっ…!」
煉獄の指が耳朶をそっと撫でる。
それだけでゾクゾクと体が震えた。
その反応に煉獄が気付かないなずがない。
ピチュッ…クチュッ…
耳に口を寄せ、耳朶をゆっくりと舌でなぞる。それな飽きると耳朶を甘噛みし、耳の穴に舌を捩じ込んだ。
「ひゃぁっ!や、やめっ…」
「耳だけでこんなに感じてしまうとは……もう少し虐めてやろう」
煉獄の指がの胸に伸びる。
隊服の上から胸を鷲掴み、胸の先端を指でそっと引っ掻いた。
「驚いたな、ここはもう勃っている。隊服の上からでもわかるぞ?」
「ぁ、ぁっ!やぁっ、そこ、触らないでっ…!」
「こんなに主張して触るな、はないだろう?」
カリッと爪で何度も引っ掛けてやればビクビクとの体が震える。
止めさせようと必死に手を動かすが後ろ手に縛られたまま解ける気配はなかった。
「ひっ、だめっ…だめっ…んんっ…」
「こら、唇を噛むな」
正気を保とうと唇を噛みしめているのに気づいた煉獄は咎めるように指を二本の口に押し込んだ。
反対の手で胸の突起をグリグリと捏ねればの体が大きくしなった。
「んんっー!!」
「…よもや、軽く達してしまったか?これは予想外だ」
楽しそうに笑う煉獄に対し、にはもう余裕がなかった。
一度達してしまえばその快感を覚えてしまう。媚薬で熱く昂った体はもっともっとと快感を求めていた。
煉獄はの口から指を引き抜いた。
「はっ…はぁっ…」
「耐え性が無いな?…」
の唾液で濡れた指を舐めながら見下ろす煉獄。
その仕草に胸が高まるのは薬のせいだろうか。
「さて、ここからだが」
煉獄が言った。
「、君はどうしたい?俺ならその体の昂りを静めてさらに快感を与えてやることができるぞ?」