第2章 網にかかった蝶①【煉獄杏寿郎】
「いやっ!いやっ…!」
「君は中々捕まらなかったからなぁ…冨岡に入れ知恵でもされたか?」
拘束もされてないのに手足が動かない。
どんなに力を入れても指先が辛うじて布団を引っ掻くだけだった。
「ふ、足掻く姿も愛らしいぞ?これから乱れる姿を見せてくれ」
煉獄は唇を重ねた。
舌を割り入れ、の口内を堪能する。
逃げる舌を強引に絡ませた。
「んんっ、ぅっ!」
「っ…!」
必死の抵抗とばかりに舌に噛みつく。
煉獄は口を拭うと面白そうに笑った。
「まだ抵抗するか、面白い。君を乱すのは中々やりがいがありそうだ」
「や、だ…もう…」
「何を言っている、これからが本番だぞ?」
煉獄は器用に帯を外すとの着物を脱がせた。
「やだっ……!やめてくださいっ…!」
「あぁ…綺麗な体だ」
白い肌を舐めるように見つめ、胸の膨らみに手を添える。
「うむ、大きさも俺好みだ。存分に揉みしだいてやろう」
「ひ、いや…ぁっ!」
大きな手が胸を捕らえる。
暫く感触を楽しんだ後に先端に触れた。
優しく刺激すると固く勃ちあがってくるのがわかる。
「ここは反応してきたな。気持ち良いだろう」
「ぁ、はあっ…よく、ないっ…」
「嘘をつくな。声があがっているぞ」
指でコリコリと摘まんだ後は舌でねっとりと舐めあげる。舌をすぼめてグリグリと刺激した。
の体がピクンと反応し始め、甘い吐息が漏れた。
それに気を良くした煉獄はゆっくりと肌に舌を這わせる。
徐々に下へ降りていく。
「や、そっちは…やめて、お願いしますっ…!」
「聞こえないな」
「や、やだ…!」
足に力を入れるが、薬が効いて自由が効かない。
いっそ……意識を失ってしまいたかった。
知らないうちにすべて終わっていてほしかった。
秘所に指を這わせるとくちゅりと音がして蜜が煉獄の指に絡み付く。
それを見た煉獄は意地悪そうに笑ってにその指を見せつけた。
「これは何だ?嫌という割には濡れているではないか」
「ち、違っ……そんなこと…」
「ふ…ならこの蜜はなんだ?」
見せつけるように舐めるとの顔が羞恥に染まる。
「あぁ、いいぞ…その顔。もっと見せろ」