第2章 ブッドレア *浜守一郎*
『うぉ!?なっ…守一郎?』
「…何?」
2人でくつろいていた2人は、かなり驚いていたけど俺はそんなこと気にせず和歌菜に近づいた。
「和歌菜!!コレ!!」
『えっ…コレ。』
「すげえ綺麗な花だろ?和歌菜にあげる!!」
『わぁ~、ありがとう!!。あ、じゃあ守一郎、これ食べなよ』
「おっ!お饅頭ありがとうな!!!」
「あぁ~それ僕が食べようと思ってたのに…」
『お前は散々食べただろうが。はい、守一郎!』
と、俺も和歌菜達と一緒にお菓子を食べる。
喜八郎は嫌がっているようだけど、彼女が笑っているから良しとされたようだった。
「全く…お前達?何してるんだ?」
『あ、三木!お菓子あるよ!どう?』
「おっ!ちょうど甘いものが欲しかったんだ!」
「えぇ~…」
「へぇ…へぇ…ん?うわぁ!!なぜ私の部屋に…ん?おぉ饅頭か!私もいただこう!!」
「滝夜叉丸!!お前私達の部屋の花を…!!!」
「アレ?みんなここで何してるの?」
と、いつの間にか4年生みんなが集まってしまった。
喧嘩をしながら、寝ながら…とみんないろいろだったけど、俺は和歌菜が笑っているからなのか、今度は心臓が温かくなった。
好意・・・というのは分からないけど、俺はこれもいいのかなと思った。俺は、そんな4年生達が好きで、慕って居るのだから
*END*