第2章 花姫と恋
宗近「して、その後日和姫の様子はどうだ?」
国広「どうとは?」
宗近「俺から見た限りでは、あの一件から落ち着いたように思うのだが…」
日和姫が他本丸の同位体刀剣女士に遭遇した事件以来、落ち着いた日々を取り戻し始めていた。
変わらず、日和姫の発情期について知るのは国広、清光、一期の3振りのみだ。
清光「部屋からも出てこれるようになって、楽しそうに過ごしてるしいいんじゃない?」
宗三「そもそもあの子に夜伽役なんて無理ですよ。あんな小さな体でこの本丸の燭台切のような巨体たちのモノをどうおさめられるというのですか。壊れてしまいますよ」
光忠「なんで僕?!」
宗三の言葉に国広と清光、一期までもが茶を吹き出しそうな勢いで口元を抑えた。
一期に至っては思い当たる節があるのか、少し顔が赤い。
宗近「しかしおなごの体はそういうつくりになっていると」
清光「ちょっと何の話?!」
宗近「冗談だ」
一期「…兎に角、日和姫殿の様子はお変わりなくということで………いえ、最近五虎退と小夜と共に絵本の読み聞かせをしている所を見掛けますな」
宗三「嗚呼、そういえばお小夜が嬉しそうに話してくれましたね」
清光「えっ、何それ知らない」
こうして会議室は暫くの間日和姫の話でもちきりだったとか。