水光接天 【鬼滅の刃/宇髄天元・弟】【中編】【R18】
第16章 ※新月
あやは天空のバイクで寮に送ってもらったが、前世の記憶が戻ったことでそのまま熱を出して次の日は寝込んでしまった。
あやは、前世の記憶は部分的にしか思い出さなかった。
くノ一だったことと、天空の妻だったことはまあまあ鮮明に覚えている。
天元の事も思い出した。大好きだった白い龍。でも、自分が天元の妻になるあたりから不明瞭になった。幸せだったということは覚えている。
鬼狩りの記憶も、最後の半年ほどは詳しく思い出せない。
須磨のことも大好きな姉だったことは覚えているが、幼い頃の事などは朧げだった。
嫌だったことや辛かったことは特に思い出せない様子だった。
でもあやはそれで良かった。きっと思い出さない方がいい。今は天空の事が好き。
今あやに見える天空は足が速くて、すっごくエロい結構かわいい彼氏だった。