第14章 ※郎月

あやの秘部からはかなりの蜜が溢れており、腰巻にも滴っていた。ぞくぞくと天元の背中が聳つ。わざと意地悪くあやに言う。

「・・あや・・お前のここ・・もう、かなり・・・なんですけど？」

天元は抜いた指をあやに見せる。指にはぬるぬるしたあやの蜜が指だけでなく掌にまでついていた。
あやはぼっと頬を赤く染め、手の甲で口元を隠す。目には涙が浮かんでいた。その仕草も天元をより興奮させた。

「あや・・何？そんなに俺を待ってくれてんの？」

天元は嬉しそうに笑うと、あやの顔に口付けの雨を降らせながら、もう一度指を入れる。二本に増やすと入り口や奥を少しずつ広げていく。

「あっ・・・。あっ・・・。」

あやの薄く開いた唇から甘い声が小さく漏れる。
天元は指で解しながらふと気づく。

「あや、なぁ・・・もしかして初めて？」

あやは惚けた顔で天元を見るとさらに頬を赤く染めて、プイとそっぽを向く。天元はそれを見てぎゅっとあやを抱きしめた。

「優しくするから・・・無理すんなよ。」

と、唇にちゅっと口付けをして、下腹部の蕾に舌を伸ばす。舌先でくるくると刺激を与え、時折強く吸う。ピクンと身体が跳ねる。あやが「あっ」と小さな声を漏らすのを聞きながら、指は三本に増やされ、中を掻き混ぜる。

くちゅ・・ぐちゅっと音を立てながらざらりとした内壁を指で念入りに広げて探っていく。そして膨らんで指が当たるところを見付けると優しく刺激し、あやの反応を見る。

「ん・・・ん・・・・。あ・・っ」