第1章 【1】皆に愛される最年少柱。

2人の喧嘩と野次が収まると全員で蝶屋敷へと向かい始めた。



天『いや〜。それにしても伊黒達がそんな関係だとはな。派手でいいんじゃないか？』

伊『うるさい。何を勘違いしている。』

義『だが、愛緋を抱きしめていた時のお前はまるで別人のような穏やかな顔をしていたぞ』

伊『うるさい。俺の顔を見るな。』


そんな会話の中、無一郎が無言で愛緋の手を握る。


「……！？ …無一郎？どうしたの？」


無『しー。うるさいよ。黙ってて。』


そういうと無一郎の手に力が込められる。


無 (僕だって妬くんだぞ。馬鹿。…はあ。なんでこんな時に限って忘れられないんだろ。おかしいの。)



2人で寝ていた光景が頭から離れずに一人でムカムカする無一郎。



それを見守るしのぶと蜜璃。


蜜「はぁああ…///無一郎くんってば大胆！♡ やっぱりやきもち妬いたりするのね♡」


し「時透くんもれっきとした男の子ですし、嫉妬くらいはするんじゃないですか？後ろの方に比べれば時透くんの嫉妬なら全然可愛いと思いますが^^」


蜜「後ろ……？……あ、」


実「アイツ……殺してやるぜェ…」

行「不死川……落ち着け。その気持ちは分からないでもないが時透にも男心というのがあるのだ…… 」



蜜璃が恐る恐る後ろを見ると殺気立った様子で2人を見る実弥とそれを抑えようとする行冥の姿が。



し「いい大人でも子供に嫉妬をするんですね^^ 不死川さんも好きならあれくらいすればいいのに。」


天元「あいつはそれが出来ないから困ってるんだろう。派手に行動しろ！不死川！」実「うるせェ！！」



一行は騒がしくなりながらも無事に蝶屋敷に到着した。



アオイ「しのぶ様！おかえりなさいませ。炭治郎さん達は既においでになってます。お食事の用意をしているのでもう少しお待ちください！」


し「分かりました。ありがとう。皆さん、広間へ参りましょうか。」



柱達はしのぶに誘導されながら広間へと向かう。