第2章 陰陽(夏油傑)※
「え……」
彼女は一体何を言ってるんだ?
私は君に乱暴したんだよ…?
夢実の言葉は理解できなかった。
『私っ…夏油さんに触れられたとき全然嫌じゃなかったんです…
なんか安心したし嬉しかった…
こんなこと言われたら迷惑かもしれないけど、私、夏油さんのことがー…』
私は言葉より先に体が動いた。
夢実にキスをしたのだ。
「…私は夢実が好きだ。
できるだけ優しくするが…余裕がない。
それでもいいか…?」
夢実は目に涙を溜めながら頷いた。
『夏油さん…私も貴方が好きです…』
私たちは再びキスをした。
先程とは違う、愛のあるキスー…
『んぁっ…』
私が触れるたび彼女の身体はビクビクしている。
「…怖いか…?」
『いえ…大丈夫です…』
「夢実…愛してる。
君の全てを私に捧げてくれ…」
『夏油さん……』
「大丈夫だ。任せてくれ。」
私はキスをしながら夢実に膨れ上がった自身を当てる。
其処は十分過ぎるくらいに濡れており準備が整っていた。
夢実のナカを傷つけないように…私はゆっくりと彼女のナカへと入っていった。
ズプププとどんどん夢実に飲み込まれていく。
「夢実…全部挿入ったよ…」
『はっ…い……』
「痛い?」
『いえっ…大丈夫です…!』
「夢実のナカ、凄く熱くて溶けてしまいそうだよ…」
夢実は顔を真っ赤にしながら目を逸している。
ああ、もうなんて可愛いんだ…
「ゆっくり動くよ…」
夢実はコクンと頷く。
そして耳元で優しくしてくださいと囁く。
…そういう煽りはどこで覚えてきたんだ。