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【呪術廻戦】恵の姉

第1章 幼少期


禪院家に入ってからの日々は、私が想像していた以上に過酷だった。
弱音を吐くことは一切許されず、常にいち早く自立するよう言われていた。
あまりの辛さに泣いた時は、思いっきり蹴り飛ばされた。
それ以来、私は泣かなくなった。また蹴り飛ばされるなんてごめんだ。
始めは呪力のコントロールからだった。しばらくすると体術も並行して行われた。
辛い。辛い。辛い。

そんな中、私にとって唯一の癒しだったのは双子の真希と真依。
歳は私の一個下。真希は呪いが見えなかった。
「「木乃実さん!」」
2人は私を見かけるとすぐに駆け寄ってくる。2人ともとっても可愛い。

そんな私だが、一応中学までは普通の学校に通わなければならない。
学校なんて最悪だ。だって、呪いの吹き溜まりだから。
その学校の成績も優秀であれと家の奴らは言う。
簡単にまとめると、呪術も学校の成績も常に良くなければならないというわけ。
私は家の奴らの期待に応え続けた。
呪術も学校も、家の奴らが何も言えないくらいにやってやる。
そう思いながら。
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