第1章 チョコと煙草 *宇髄天元*
「…今日は何色履いてんだ?」
そう呟けば、肩がびくんっと跳ね、また耳まで顔を紅くする。いつもなら「変態、セクハラ!」と言ってくるが、今日はそれが返ってこない。
視線を合わせれば、反らし俯いて小さな声で
「淡い…テン…です」
「聞こえねー」
「淡い水色のサテンですっっ!!もうっ、先生のばかっ!変態っ!!」
「よく言えました。でも、先生じゃねーだろ…」
そう言って騒ぎ出す唇を塞ぎ、唇で唇を挟むようにキスすればすぐに大人しくなる。
「て、…てんげっ…んっ…」
キスを堪えるように俺の腕のジャケットをそっと掴みながら、遠慮がちに呼ぶその姿が可愛い。
「あー、ダメだ。すげー可愛い。めちゃくちゃにしてやりてー、今すぐ。…サテン水色パンツ見せろ」
「は、はぁ!?やっぱ変態だっ!!」
逃げようとする腕を掴んで、俺の腕の中に閉じ込めて、また耳元で囁く。
「逃がさねーよ。黙って大人しく抱かれろ」
冬の寒さで冷たくなった唇同士が再び重なった。
チョコと煙草の味がした…
Fin.
+あとがき+
ここまでご一読下さり、ありがとうございます!
初の短編作品、いかがでしたでしょうか?
もうなんかごっちゃごちゃで申し訳ない。
パンツが…パンツから離れられなかった( ;∀;)どうしてもパンツを見たがる宇髄さん書きたかったんです。宇髄さんごめんなさい。
チョコと煙草が上手く結び付いてない件_| ̄|○
頑張って勉強します!