第10章 Night 10
ガキィィィィイイイン
最初の攻撃は刀で止められた。
すぐに足をひっかけて相手の大勢を崩す。
今だ…‼︎
ヒュンッ
思い切り振った刀は空を斬った。
怪「こっちだよ〜」
『⁉︎』
背後には怪物が…
いつの間に…
後ろを振り向く余地も与えられず
私の顔にそのまま蹴りが入って
遠くの柱まで飛ばされた。
『…っ‼︎』
口の中が血でいっぱいになって
肋骨のあたりが変な感じがした。
多分折れたんだろう…
前を見るともう怪物が目の前にいて…
ダアアアアン
その怪物の刀は柱に突き刺さった。
でかい図体の割りに動きが早い。
『上だよ』
ドゴオオオオオン
宙へ浮いて、そのまま重力を加速させて怪物の頭を思い切り踏み潰した。