第10章 Night 10
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『ちょっと銀さん‼︎ もっとスピード出ないんですか⁉︎』
銀「いやいや…人に乗せてもらっといてそれはないでしょお‼︎ しかもあんたノーヘルだしぃ?」
『…あ、あそこですかね?』
銀さんのスクーターの後ろに乗せてもらって、私は病院の廃墟みたいな場所についた。
銀「え、ちょっと何ここ。すごい不気味なんだけど…」
『行こう‼︎』
銀「えぇ‼︎ ちょっと待ってぇ‼︎
俺も行くの?俺も行かなきゃいけないの⁉︎」
『乗りかかった大船だ‼︎ ついてこい‼︎』
銀「…それ君が言うことじゃないような気もするけど…」
銀さんはしぶしぶといった様子で
ついてきてくれた。
この奥にみんなが…
みんなが戦ってる‼︎
『な、何これ……』
廃墟みたいなところに入った途端
真選組の服を着た人たちがたくさん
倒れていた。