第15章 Night 15
さっきまで近い距離に顔があったから
沖田さんがこっちを向くとすごい近距離で
私たちは向き合うことになった。
ち、近い〜〜〜‼︎‼︎
私が急いで後ずさりしようとしたら
沖田さんが、がしっと腕を掴んだ。
かんっ、と
缶コーヒーが手から落ちて
カラカラと転がった。
『…あ、の…沖田さん…?』
私の腕を掴んだ沖田さんはそのまま
私の方へ近づいてきて…
沖「...まな、目閉じてくだせぇ」
『え、え…?』
そう言ってだんだん沖田さんの顔が
私の顔に近づいてきて…
これって、もしかしてキス⁉︎
キス⁉︎キスなのこれ⁉︎
えぇ、なんで⁉︎