第12章 Night 12
『か、勘違いしないでよね‼︎
これは…破片が目に入っただけなんだから‼︎』
土「(えええええ‼︎ ここにきてツンデレ⁉︎
ツンデレキャラ設定⁉︎)」
私はそのまま土方さんを置いて
神威たちの方へ小走りした。
「やっぱり裏切り者だったんだよ」
「前から怪しいと思ってたんだよな」
真選組の横を通り過ぎる時、
ひそひそと隊士たちが話して
いるのが聞こえた。
沖田さんを見ると、
沖田さんは何も言わず私を見ていた。
もちろん、さっきの蹴りも
沖田さんにはあたってない。
沖田さんの顔面の真横の壁に
当たっただけ。
自分自身が悪者になってでも
私はみんなを守りたかった。
ごめんね、みんな………。