第2章 入団
そう言うとリナリーはすごいスピードで走っていった。再び1人になったが、特にする事もなく色々あって疲れていたので、リナリーに言われた10分前に目覚ましをかけて寝ることにした。
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気づくと辺り一面に草原が広がる所にいた。
1組の男女がおり、その人たちの声は聞こえないが仲睦まじく歩いている。
よく見ると男の方はクロスに似ており、女の方はとても神々しい雰囲気を醸し出してるが自分に似ていた。
ボーッとその風景を眺めていると何処からかベルが鳴っている音がする。その音を聞いている内にスーッと身体が浮いていくような感じがした。
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ふっと意識が浮上する。
何か夢を見ていたようだけど一向に思い出せない。時計を見るとジリジリとベルが鳴り続けており、19時5分前を指していた。
お腹も空いたし、今から行けば、食堂に着く頃にはちょうど19時になっているだろう。そう思って食堂へ行くことにした。