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キミの声がスキ【呪術廻戦】

第1章 両面宿儺


伏「ダメだ…っ!間に合わねぇ…!!」




ガャシャアアアアアアァァァァアンンンン!!!




虎(俺は…何にビビってんだよ 死ぬのは怖い
だけど、今目の前にある【死】とじいちゃんの【死】は何が違う?

俺みたいにはなるな…確かにね

俺、じいちゃんは正しく死ねたと思う


でもさ

こっちは間違った【死】だ!!)


伏「虎杖!?」

飛び込んだとの同時に飲み込まれかけてた三人を引き剥がす
その衝撃で気を失っていたあやめが目を覚ました


あ「あ……ゆ、うじ…」
虎「あやめ怪我ねーか?」

コクンと頷き、一緒にいた先輩に目を向けると気を失っているだけだった

その間に呪いにトドメを刺した伏黒

伏「ふぅ……なんで来たと言いたいとこだが良くやった」
虎「なんで偉そうなの…つか、あっちでバクバク喰ってる犬は?」

倒された呪いの方を見ると黒と白の犬が残骸を食べていた

あ「あ、あんなの食べてお腹壊さないのかな…?」
伏「俺の式だ、てか2人とも見えてんだな。普通呪いってのは見えねぇんだよ」

そう説明してくれてる間に、あやめは先輩が持ってた指をポケットから出して虎杖に渡した


虎「へぇー、これが?」
伏「あぁ、特級呪物…【両面宿儺】 その一部だ
まぁ、言っても分かんねぇだろ 早く渡せ」



グニィ……


!?


伏「逃げろ」


ドォオオオオオオオォォォオオオン!!!


ドンッと押されたと同時に天井が崩れ、新たな呪いが伏黒を吹っ飛ばした


あ「きゃああああっ!!」
虎「ふ、伏黒っ!?」


校舎の外に飛ばされた伏黒は頭から大量の血を流している
それでも尚呪いが向かってくる

目眩がする中術式を発動するや否や、虎杖が思いっきり呪いをぶん殴った

通常の人間じゃあり得ないほどの馬鹿力

呪いの攻撃を交わしながら蹴りを入れるが、もう一本の腕に叩きつけられる

虎「ツッ……」
あ「悠仁っ!?…どうしよう…っ!!」

2人を追いかけてあやめも外に出たが、2人とも既にボロボロだった

【呪いは、呪いでしか祓えない】

そうだとしたら、伏黒しか望みはない

だが

彼は既に瀕死の状態だった



虎「なぁ、なんで呪いは指狙ってくんの?」
伏「喰ってより強い呪力を得る為だ」



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