第1章 両面宿儺
虎・あ「「え?」」
佐「虎杖ぃ〜… あやめちゃ〜ん??」
佐々木先輩がすごい顔で見てくるが、確かにオカ研と書いたはず…
「俺が書き換えた!!」
突然現れ、とんでもない爆弾発言をしたのは陸上顧問の高木(先生)だった
虎「しつけーな!俺もあやめも断ってんだろ!」
先「駄目だっ!!」
あ「駄目なの!?」
間髪入れず断られた
そもそも生徒の部活の書き換えってありなのか…
佐「虎杖が必要なのはわかるけど、あやめちゃんに関しては可愛いからでしょ」
キモォ…と呟く先輩
一応、仮にも先生なのだが…?
先「だが、俺も鬼じゃない!正々堂々陸上競技で勝負だ!
…因みに日永祈は虎杖が負けたら陸上部のマネージャーになってもらう!」
なぜ?
あたしには拒否権がないのだろうか…?
そうこうしてる内にガヤガヤと運動場に向かい始めるみんなの後を追った
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(くそっ…さっさと回収しないいけねぇのに…しかし、なんだここは?死体でも埋まってるのか?)
黒髪の青年の目線の先には、得体の知れない、生物が不気味な声を出しながらそこらじゅうに顔を出していた
「気配がデカすぎるんだよ、これじゃ、潜入した意味がまるでねー
特級呪物…厄介過ぎだ…」
手間のスマホを確認するや運動場が賑やかなのが気になって向かう
ガヤガヤ
陸部の高木と虎杖が砲丸投げで勝負する最中だった
生徒「記録14m!」
生徒「スゲー高木、全然現役じゃねーか!おい、虎杖どーする?」
野次馬で集まった生徒達が囃し立てる中、あやめは虎杖がちゃんと勝てるかハラハラしていた
なんせ、虎杖が負けたら自分まで強制的に陸上部に入る事になる
それだけは勘弁だ
あ「悠仁ー!頑張れー!」
応援すると、「おう!」とニカッと笑い返してくれた
虎「投げ方よく分かんねぇから適当でいい?」
先「まぁ、この際それでファウルはとらん。すまんな…虎杖、俺の得意種目にしt…」
バビュン!!
ゴィィィィィイイイイン!!!
生徒「…30mぐらーい」
虎杖が投げた砲丸は14mを超えて、サッカーゴールの角に直撃した
あちこちから嘘だろ、ピッチャー投げだったよな、ゴリラじゃんwなどどよめいてる