第2章 これからのこと
そして多くの呪術師が卒業後もここを起点に活動しており、教育だけでなく任務の斡旋、サポートも行なっているという
そして、今は五条先生・あやめ・虎杖の3人で学校に向かっている
どうやら虎杖は五条先生と色々と話したみたいで、正式に転入する事になったらしい
そして虎杖の執行猶予付きの条件の話を聞いたりした
それと…
あ「そっか…おじいちゃん、天国に逝ったんだ…」
虎「…おう。しかも、厄介な遺言残していきやがったよ」
あ「遺言?」
そう聞き返せば“俺にしか出来ない事なんだ”と真っ直ぐに言われた
五「そうそう、悠仁はこれから学長と面談ね 因みに下手打つと入学拒否られるから頑張ってね」
虎「学長…え!?拒否とかあんの!?そしたら俺即死刑!?」
虎杖の口から“死刑”の言葉が出てくると、あやめは胸の奥が痛んだ
宿《なんだ 貴様が頭ではないのか、力以外の序列はつまらんな》
急に呪いの主こと両面宿儺の口が虎杖の頬に現れた
虎「悪ぃ先生、たまに出てくるんだ」
普通に見えて聞こえるこの現状にまだ慣れないあやめを他所に虎杖はバチっと頬を叩いているが、そのまま手がこっちに向かいあやめの頬に触れると…
ちゅ
あ「ふへぇ!?///」
宿《ケヒッ 会いたかったぞあやめ》
虎「あっ!?コイツ!!あやめに変な事するんじゃねー!」
五「…愉快な体になったねぇ」
宿《貴様には借りがあるからな 小僧の体をモノにしたら真っ先に殺してやる そしてあやめを奪うぞ》
なんとも物騒な発言があったが、対する五条先生はむしろ宿儺に狙われるのを光栄だと言い放った
両面宿儺ーーー
腕が4本、顔が2つある仮想の鬼神
だがしかし、それは実在した人間である
千年以上前、呪術全盛の時代 術師が総力をあげて彼に挑み敗れた
宿儺の名を冠し死後呪物として時代を渡る死蝋さえ消し去る事が出来なかった
紛う事なき 呪いの王
虎「先生とどっちが強い?やっぱり負けちゃう?」
五「うーん、力を全て取り戻した宿儺ならちょーっとしんどいけど、勝つさ
それより、こっからは悠仁だけだからあやめはこの辺り散歩でもしててよ」
そう言われて、“後で迎えに行くから”とそのまま2人とも扉の中へ入ってしまった
あ「…適当な先生なのはもう知ってるし、はあ…」