第14章 affection 角名
「倫ちゃんー来週の日曜、練習何時まで?」
彼女の歩が教室に入ってきて訊く
「昼までだと思うけど」
「ほな昼から倫ちゃんち行くわ」
それだけ言ってパタパタと走り去って行った
「ええなぁ!昼から倫ちゃんち行くわやとよ!」
話を聞いてた侑が、絡んでくる
「なぁ〜倫ちゃんち行ってナニすんの?なぁ、ナニすんの?」
侑がしつこい
「うるさい」
面倒くさそうに答える
「ええなぁ〜橘さん、可愛いなぁ〜」
歩が走り去った方向を見ながら侑が言う
俺の彼女の歩は稲荷崎高校の同級生で、チアリーディング部に所属してる
俺もいいなって思ってたけど向こうから告白してくれて、付き合うことになって今や校内公認カップルになってる
でも
俺らには…いや俺には人に言えない悩みがある
それは、さっき侑が言ったナニするって話で、つまる所俺は、彼女とそういうことをしたことがない
しようと試みたことはあったけど、途中で俺がダメになる
最初は歩をメチャクチャにしてやりたいと思って興奮するけど、結局愛しいから優しく優しく扱ってしまって、結果元気なくなってしまうって感じで
でもひどい風にはしたくないし…
前に付き合ってた子らには、角名くんは私とそういうことしたくないん?!とか言って振られたりしたけど、歩は途中で出来んくなる俺を見捨てたりせん
「私はそんなんしてもせんでも、倫ちゃんといれるだけで幸せやから」
そう言ってくれる歩と、シたいって思うけど、どうしたらいいか分からない
「なぁ〜?角名、実際橘さんてどうなん?制服着てたら目立たんけど、チアのユニフォーム着て踊っとったらオッパイめっちゃ揺れてるやん?俺試合中やのに勃ちそうやったし」
侑の言う通り、歩のバストはボリュームもあって、形も美しい
先端は薄いピンク色で、生で触ると柔らかい
「なぁ?普段ユニフォーム着てヤッたりすんの?ええなー角名の彼女やなかったら、俺もユニフォーム姿の橘さん、ロッカールームで犯したいわ!」
ビクンッ
あれ?
侑の言葉に下半身が反応する
もしかして…俺…
「なぁ侑、今日部活終わったらちょっと付き合って」
そう言うと侑は訝しがりながらも、了承してくれた