第12章 secret 月島
「じゃあ橘先生お願いしますね」
そう言って武田先生が橘先生の肩をポンと叩く
あ、なんか今モヤっとした
僕と橘先生、橘先生と武田先生
年齢差は同じくらいでも、僕らの間には教師と生徒って壁がある
大人同士ってズルい
職員室は手薄
保健室に鍵を返しに行く
…今日しかない
部活が終わり、片付けをする
「キャプテン…僕、鍵返しに行ってきますよ」
「おお、月島!珍しいな…じゃあ頼んだぞ」
体育館の電気を消して施錠をする
「お疲れっしたー!」
「…山口、先帰ってて」
山口にそう言って、校舎の中に入ると、職員室の隣の保健室に明かりがついている
「失礼します」
保健室の扉を開けると、橘先生は俺に背を向けて、壁際のデスクでパソコンに向かいキーボードを叩いていた
クルリと椅子が回転して、先生がこちらを向く
「あ、月島くん。お疲れ様」
先生は赤い縁の眼鏡を外してパソコンの上に置く
「眼鏡かけてましたっけ?」
「ううん、これブルーライトカット眼鏡。パソコン長時間見てると目が疲れちゃうから」
そう言って彼女は伸びをして、立ち上がる
「さ、鍵預かろうか」
「あ、はい」
近づいてくる先生の手に鍵を差し出す
そして…
鍵を受け取った手をそのまま強く引っ張ると、彼女はバランスを崩して僕の胸に寄りかかる
「きゃっ」
ああ、いい匂い
「先生、彼氏とかいるんですか?」
「え、なに…」
「答えて」
抱き寄せて耳元で言う
「いないけど…ちょっと月島君?」
彼女は僕の腕から逃れようとするけど、女性の力ではびくともしない
「じゃあいいですよね?」
そう言って無理矢理唇を奪う
クチュ…チュルッ
角度を変えて何度も何度も唇を貪る
「ちょっ…」
何かを言おうとする唇を塞いで、そのままデスクに押し倒す
白衣の下に着ているトップスを捲り上げて、素早く背中に手を回してホックを外すと、白い膨らみが露わになる
腕を押さえつけながら2つの膨らみに吸い付くと、先生の身体がピクンと反応する
「やっ、月島く…ンッ」
きつくきつく何度も吸い上げ、白い肌に紅い花弁を散らす
「硬くなってきた」
そう言って先端の突起を口に含んで転がしたり、吸いついたり、噛み付いたりする