第5章 touch 宮侑
「ひどい…」
歩は両手で顔を覆って泣く
しらん、ひどいのはお前やろ
歩のナカから自身を引き抜くと、白い欲望が溢れた
「まだやで」
歩の腕を押さえつけ馬乗りになり、まだそそり立ったままのソレを泣きじゃくる歩の口に突き刺す
「んんんぅぅ!」
くぐもった悲鳴
「嫌やったら噛みちぎれや」
そう言って片手で頭を押さえつけ、歩の口内を犯す
ズリュッ ズリュッ ズリュッ
「んん!んん!」
涙を浮かべる顔面に容赦なく腰を打ちつける
更に深く先端を喉まで差し入れピストンする
歩の顔は涙と涎でグチャグチャ
めちゃくちゃ興奮する
歩の口の中で更に質量を増す
「ハァハァ…出すでっ」
ビュッ ビューッ
喉の奥に向かって注ぎ込んだ
ソレを引き抜くと、歩は空気を貪るように呻き、激しくむせた
でも、全然おさまらん
まだ先端からポタポタと白濁の液体が滴るソレを再び歩の秘部にあてがう
抵抗する元気もなくなったか、それとも堕ちたか
歩はグッタリしたまま、精液と愛液が混ざったソコは俺をすんなり受け入れた
ジュブブブ
「あっあっ…」
「歩〜さっきより馴染んできたわ、俺のカタチになってきたんちゃうか?」
そんなん言いたいんちゃうねん
好きや
好きや
好きや
俺のもんになれ
言動と心の中がめちゃくちゃでおかしくなりそう
歩の腰を下から持ち上げて、身体を反らせる
深く 深く 深く 狂ったみたいに打ちつける
パン パン パン パンッ
「ぁぁああ!あっ あつ…む おかしなるっ いやっ」
「おかしなれや!ハァハァ…こっちはとっくになっとんねん!」
ドチュッ ブヂュッ ブヂュッ
「ハァ…北さんとどっちがええ?」
速度を速める
「ぁあああっっ ナカ いやぁああっっ!」
ギュウギュウと歩が締め付けてくる
「壊れろ!!」
ガンっと奥を一ツキして穢れた欲望を全部流し込む
「いゃあああっっ!!」
歩の体が激しく波打ち、プシャァァと音を立てて潮を吹く
ぐったりした歩の耳元で
「ハァ…ハァ もう北さんと出来へんな」
また心にもないことを言う
「あ…つむ…何で泣いて…」