第28章 perfect crime 研磨
「ハァハァ…まだまだ、だよ?」
今度は机に歩を押し倒して、両脚を掴んで拡げながらピストンする
ギシッギシッギシッ
「アッアッアッ」
机が軋む音 歩の喘ぎ声
ブジュッブジュッブジュッ
結合部からは歩の愛液とおれの精液が混ざって泡立ったものが溢れて、出し入れする度に周囲に飛び散る
もうお互いドロドロに蕩けて、ひとつになっちゃうんじゃないかってぐらい
体重をかけて上からズンッと貫きながら、また口づけを交わす
トロリと流し込んだ唾液を美味しそうに飲み込む歩
「ンック…ハァハァ…歩、おれのこと好き?」
確認するように、また訊ねる
「ンッンッ…ハァハァ…好き、大好き」
「どこにも行かない?」
「…行かないよ」
「おれだけのもの?」
「…そうだよ」
歩はそう言うと下から両手を伸ばして、おれの長髪を掻きあげて愛おしそうな眼差しを向ける
ああ
おれはずっとこの顔が見たかったんだ
色んな表情の君を見たいと思ったけれど
本当は
愛してほしかっただけだったんだ
「…ごめんね歩」
自然と涙が頰を伝い、歩の顔に零れ落ちた
「研磨?…どうして泣いてるの?」
歩は不思議そうな顔でおれを見上げてくる
「さぁ、なんでかな?幸せすぎるから?」
「ふふ、私もだよ」
微笑む歩
ずっとずっとおれだけのもの
おれは歩の片脚だけを持ち上げて肩の上に乗せて、ピストンを速める
「やっ、あっ…研磨っ…らめっ…イッちゃ」
「イッて…見せて、イくとこ」
ヌチュヌチュヌチュヌチュッ
「ァァァァアンンンンッ」
ビクビクビクッ
ドプンッ…ドクドクドクドクッ
痙攣する歩のナカにぶち撒けた
歩…ずっとずっと一緒にいようね
おれから離れるなんて
許さないから
ーend