第23章 TRAP 研磨×黒尾
ー黒尾side
昼休み、珍しく研磨からラインが来てた
部室に来るようにって
なんだろ?
俺は友達と弁当を食ってから、研磨の待つ部室へと向かった
その間、ふと思ったのが、俺らももうすぐ引退だってこと
引退したら、部室に行くとかもなくなるんだろうな
でも…時間が出来たら…彼女に好きだと伝えようかな
一個下の幼馴染、歩と研磨、それに俺は引っ越してきた頃からずっと一緒にいた
彼女は俺のことをてっちゃんと呼んで慕ってくれていたが、その気持ちの中に淡い恋心が潜んでいることに気づいていた
そしてまた俺も同じ気持ちだった
高校に入学して、益々美しく成長した歩を早く俺のものにしたかったけど、部活が忙しく、中々気持ちを伝えられずにいた
でも引退すれば晴れて…彼女と恋人同士に…
研磨は喜んでくれるだろうか
そんなことを考えながら部室へと続く、鉄製の外階段を上がる
ガチャ
「どしたぁ研…え?」
思考が停止した
ドアを開けた先にはベンチがあって、そこに研磨が座っている
何故だか研磨は下半身裸で、その脚の間に跪く歩の姿
そして彼女は研磨の男根を咥えていた
「ああ、遅かったねクロ」
何でもないように研磨が平然と言う
その言葉に反応した歩が顔を上げて、ゆっくりとこっちを見る
目が合うと彼女の顔から血の気が引いていった
「てっちゃ…ん…ウソ…どうして」
どうして、じゃないよ
それは俺のセリフだし
これは何だ
何がどうなってる
状況が飲み込めず、立ち尽くす俺をよそ目に研磨は
「歩、サボっちゃだめだろ」
と言って、彼女の頭を掴んで上下させる
ジュボジュボジュボジュボ
「うーっうーっうーっ」
「ック…」
研磨が短く吐息を漏らすと、彼女の口の中に射精したようだった
「良かったよ歩、良い子にはご褒美あげないとね」
そう言うと研磨は、口腔内を犯されグッタリとする歩を膝の上に乗せると、ベンチを跨ぐようにして俺と向かい合う姿勢になった
俺の方に向けて脚をパックリ拡げられた歩は真っ赤な顔をして、必死でスカートを押さえている