第18章 ROOM 日向×5
高校を卒業してから3年が経ち、俺は歩と結婚した
初めて歩を見た時は驚いた
清水先輩にそっくりだったから
でも中身は全然違うくて…クールってよりは俺にはデレデレで…可愛くてたまらない若妻ってやつだ
結婚して最高なのは歩と毎晩ナマで中出しセックス出来るってこと
激しすぎて仕事に支障をきたすからって、休みの前日以外は一晩一回って決められてんだけど…
こーんなエロい身体して、一回で収まるわけないよね?
彼女が包まっているタオルケットをチラッと剥ぎ取る
歩!!
歩!!
歩!!
ハッと目を覚ます
「なんだよ…夢か」
せっかくタオルケット剥ぎ取って、後ろからガンガン突いてやろうと思ってたのに
卑猥な夢を見たせいか下半身がバキバキに硬くなってる
「やっべ、いつもにも増して元気なんだけど。俺は高校生かって!」
ふと辺りを見回すとピンクの壁にピンクの間接照明
?
あれ、ここ…俺らの寝室じゃない?
でも歩はタオルケットに包まって隣に寝てるし
「おい、歩…起きろ!なんか様子がおかしい!歩!」
「ん…」
歩は額に手の甲を当てながら、眠そうな目でチラリと俺を見る
そして彼女はハッと目を見開き、起き上がる
「翔ちゃん!?え?!翔ちゃん?!」
俺の顔や肩をペタペタと触りながら、慌てる歩
寝起きだからか化粧してないからか、今日は少し幼く見えるのは気のせいだろうか
「俺以外に誰がいるんだよ」
「だって…なんか…いつもの翔ちゃんじゃないみたい」
「いつものって…いつもの俺だろ?」
歩の両手首を掴んでベッドに押し倒す
「いや…そうなんだけど…なんか…若返ってない?」
は?
何だそれ?
まぁ俺も若干今日のお前、幼いなって思ったけど
「鏡!鏡みてよ!」
そう言われて、キョロキョロと見渡すと、都合よくピンクの壁の四面中の一面が鏡だった
そこに写った自分を見てたまげた
「うぇ?!高一…の俺じゃん」
気付いて身体を見回すと、肩の筋肉とかも貧弱で身体全体が高一の頃に戻ったみたいだった
で、下半身が高校生ばりにギンギンなのにも納得がいった