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僕だけのDiVA【R18】

第5章 NY




『……な……何?……もー……さっきから私の事ばっかり…』

「だって気になんじゃん」

「……確かに…私生活が見えないもんな……ミステリアスというか…」

「……どーなんだよー……誤魔化さないで言ってみ…」


夏生の追求に健人も加わると
アンナは逃げられないと観念した


『…出来るわよ!………料理くらい…何よ…』


逆ギレ気味に答えた彼女に
僕は吹き出してしまった


「……フッ……クスクス……」

「……アレ………何か……礼音…笑ってるけど…?」

『礼音⁉︎』

「………ゴメン……ックク………アンナが…サラダ油とライターオイル間違えて……ハムエッグ燃やしたコト思い出して…」

「ハムエッグ…燃やした…⁇」

「……スプリンクラーが作動して…家中水浸し………あの時…消防車7台来たっけ…」

『…もぉ…シーッ!』

「アハハ!何だそれ‼︎オイアンナ!ヤベーよそれは!」

「…クスクス…」

『……あれ以来…料理はしないようにって周りから言われてるの!………上達しないのはそのせいなんだから…』

「…アハハハハ!認めたな!……そっかー…アンナの弱点は料理かぁ…」

『…もー!夏生うるさい!』


アンナはそう言うと席を立った


『…チョット失礼するわね!』

「…ハハ……なんだよー…逃げんなよアンナ…」

『別に逃げてる訳じゃない!』






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