第6章 そして静かに眠る
いよいよ…今日だ
与えられた部屋でいつもの着物に着替えようとすると
扉をノックする音がした
「ひおりちゃん
起きてる?」
五条さんだ
「は、はい!」
寝巻きの浴衣をなおしながら扉を開けると
いつもの五条さんではなく
シャツにスキニー
そしてサングラス
まつげ長…
初めて見る素顔にうっかり見惚れてしまった
「好きになっちゃった?」
茶化すように五条さんは言う
「っ!…すみません…」
素顔カッコよすぎる…
最早目に毒と言っても過言ではない
「お父様からプレゼントが届いているよ
部屋に案内するからついてきて」
父上から…?
五条さんに着いていくと案内されたのは
大きな和室だった
「さ、どーぞ」
障子を開けると向こうには
豪華な着物が飾ってあった
上質な生地に綺麗な刺繍
帯も大胆な刺繍に綺麗な帯飾り
何から何まで最高級なもの
「これお父様から手紙ね」
「手紙…」
私の名前が書かれたシンプルな手紙を渡された
どんなことが書かれているのだろう