• テキストサイズ

鬼ヲ脱グ【鬼滅の刃】

第8章 魂の雪蛍


そう言って立ち上がった狛治は

熱を孕んで上気した頬と潤んだ目が

色香を強く帯びた美しい獣。


じっと瞳の奥の心を見るような熱い瞳が突き刺さる。


「桜華、名を、呼んでくれ……。

俺は、絶対離さん。………桜華。」

左足は抱えられたままで、腰を左手でしっかりと密着させられると、濡れたソコに滾って腫れ上がった杭がぬらぬらと当たる。


「狛治……、狛治……。」


すがるように甘えた声をあやすように、優しい口づけがおとされる。


その瞬間、じゅぶりと音をたてて太い杭が中に突き立てられた。



「ああぁぁっ!ぁぁ…っ……」


一気に身体中が狛治に満たされる。

全身が快楽で悦び狂うように、全身に甘く強い痺れが襲った。




きっと、わたしも、目の前の雄の顔をした狛治と同じようなもの。

雌の顔をして、快楽を、求めているんだろう……



全身が熱を孕んで、甘い痺れがわたしを狂わせていく。





見つめられながら

優しい口づけ。


蕩けそう。いっそのこと彼の中に溶けてしまいたい。

滴って肌を濡らす汗が余計に色香を漂わせて

愛おしくて壊れそう。



妖艶に見下すように見てくる視線が
快楽を煽ってくる。

ゆっくりと動き出すと、与えられる快楽は、今までの比じゃない。

溢れる声が

もう、声量すら、抑えられない。

足の力が抜けて、狛治の、首に、腕を回してしがみついた。


肩に当たる息もどんどん熱もって荒れてくる。



これ以上ないと思ってたのに

どんどんまだ、この人の沼に堕ちていく


深く



深く



溺れていく……。




/ 430ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp