第7章 残されていた愛 繋がる愛
一瞬目がまたあの人の言葉を思い出してるのか目を見開いて戸惑いの表情を浮かべた。
だけどすぐに獰猛な鋭く射ぬくような目で見つめられ強く後頭部を引き寄せられて噛みつくように深い口付けられ、舌が性急に這いまわる。
自然にわたしの腰が動き出して、中に入ったままの硬い熱がいいところで擦れて息が荒くなり苦しくなる。
狛治も眉尻が下がって苦しそうな表情を浮かべ、額ににじんでた汗が一筋流れた。
「あぁ…ハァ……桜華、好きだ!好きだ!」
下から突き上げてわたしの中で狛治の情塊が暴れまくる。
「や、ぁっ!あぁっ!んっ!」
大きな声が出そうになると口で塞がれる。
狛治は、わたしを抱えたまま、覆い被さるようにた折れ込み、抱き潰すような勢いで突き上げるのが速くなる。
ばちゅばちゅと水の音と体がぶつかり合う卑猥な音が昇天へと昇らせる。
汗ばむ体温が強く重なって頭がおかしくなるくらい気持ちがいい。
一瞬唇が離れた。
見下ろす表情は情欲で気が狂ったような獣のよう。
だけど、わたしを強く求める顔。
「おかしくなる!壊れるぅ!」
「あぁ!………っくぅ!」
「んんーーーー!」
最後に声を押さえるために目の前の線が入った肩を思い切り噛んだ。
「あぁ…………!ハァ、ハァ………」
ずるりと引き出され白濁が太股に散った。
そして、優しく覆い被さって愛しい重みに力なく抱きついた。
「ごめん………痛かった?」
「いや………、驚いたがよかったぞ。」
狛治はフッって耳元でからかうように笑った。
「もう……!」
悪態をついてそっぽを向けば、悪かったと言って優しい顔で口付ける。
そのあとも何回も抱きつぶされて、空が明るくなり始める頃意識を飛ばした。
「あぁ、やはり、君といると心地好いんだ。
ありがとう………愛してる…………。」