第1章 松×大　１

-松本side-

大「起きてる....よ？」

「い、いつから？起きて..たの？」

大「多分最初から....かな？」

「そうなんだ」

やばい..


やばい
やばい
やばい！


ヤバすぎるっ

この状況から抜け出すには大野さんに演技をしなきゃいけない...

でもそんなことしたら絶対演技だって大野さんにバレる....

それに何よりこの状況でやり過ごせる気がしないし....



大「ねぇ　さっきのってどういう意味なの？」

「え？」

大「だから..その　あのすきって言ってたから　どういう」

「恋愛感情だって言ったらどうする？」

大「え？」

「冗談だよ笑　ごめん驚かせて」

はぁこれで完全に振られる....





大「嬉しいよ？」

「え？　今なんて」

大「嬉しいって言った」

「な..んで....』

大「俺も好きだから....　その..恋愛対象...として？」

「マ、ジで言ってる？」

大「うん　マジだよ？　あっ　ごめん冗談だったんだよね今の忘れて？ごめん」

「忘れられるわけないでしょ」

大「冗談だったんでしょ？　俺も冗談だからさ　ははっ」




そう言って笑う大野さんは声が震えてて涙目で....無理して笑ってる




「うそ　そんな涙目で冗談で通用すると思ってる？」