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Memories of Tomorrow

第1章 unlucky men


 と、ニノが頬杖をついて、言った。

「相葉さん、翔さん困ってますよ」

「えっ?」

「この人疲れているんですから、全くもう……」

 驚いて目を見開く。

 正面に視線をやると、気怠そうに俺をじっと見つめるニノがいた。

 相葉君が慌てた口ぶりで俺に謝る。相葉君は何も悪くない。空返事に聞こえないように、けれど上の空で、「大丈夫」というようなことを言った。

 けれど、俺の顔は、ずっとニノの方を向いたままだった。
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