第8章 激裏■夢は終わらない■狼66号と兎77号

『はぁっ…あ！んっ、～～～～っ！』

……そして、の中が何度も俺を引き締めていく感覚。
背が爪を立てられて僅かに傷付く、負傷。その怪我も愛おしいのに、俺の性質が傷を治してしまうのがなんとももったいねえ…。

前傾姿勢からもっとに顔を近付けて感じているその顔に、いやこの柔らかい唇に軽く口付けで頭を撫でてやった。ふわふわとした毛並み、大きな耳に触れれば熱を持っている。

｢初めての交尾、上手に出来たな、褒めてやるぜ｣

なでなでと撫でられて目を細めて喜ぶ。その俺の手に手を重ねてわざわざ頬へと移動させて自らすり寄った。
本当に……本当に可愛いやつだ、この兎は。

『もっと…ゾンビマンとしたい……ってお願いしちゃ、駄目…？』

｢……そう来るとは思っちゃいなかった…｣

予想外の提案。そうおねだりするとは思っちゃ居なかったが。
まだまだイケると確信があった。何度でも何度でも、が拒絶するくらいに抱き潰してやっても構わない。
にやりと笑っての太もも裏に触れて開脚させた。ねだるそのとろけそうな表情で、射精後に縮こまったチンコはむくむくと起き上がって来てはいた。
片手で愛液と精液でベトベトのモンを扱いて鋭利な角度へと戻す。また繋がれる悦びで笑みが零れたが、もう我慢してやらねえ。

｢泥仕合は得意なんだぜ？空腹すら耐えながらお前との交尾を楽しませて貰う｣

『そこまで連続的なのはゴメンだけれど……もっと、もっともっとしたいから続きしよ…？』

｢おいおい、交尾に快感を覚えちまったか？いいか、交尾っていうのは混じり合って子孫を残す行為…、｣
『知ってるもん。だからゾンビマンと交尾したんだから…、狼さんとか、黒兎とか私、産んでみたいな？』

ついこないだまでガキだったクセにいっちょ前な事を言いやがる。背伸びしてるような言葉ではあるが大人になったばかりならばしょうがない。可愛くてしょうがない。もっともっと交尾をして俺の知らないを引き出したい。
そうやって数ヶ月先に産まれてくる子孫に対面したい。

｢孕むつもりなら遠慮は要らなかったか｣

なら言葉はもう要らねえな。