第8章 激裏■夢は終わらない■狼66号と兎77号
ちゅ、かぷ…っ、耳から入ってくる情報は脳を蕩かしそうだった。とにかく柔らかい、このまま食ってしまいたい程に柔らかかった。
舌をの口内に突っ込んで口内を犯す。じわじわと溢れる唾液と声が俺の心臓をより高鳴らせた。
後頭部を雑に撫で、大きな耳を触る。熱っぽく興奮してるのが丸わかりだった。
キスの角度を変え、両手でその間にの素肌を確認していく。はベッドに座ったまま俺の背に両手を回して僅かな力で引き寄せているのが可愛らしい。
──ああ、本当に…本当に可愛らしい
もう、俺の心に嘘は付かん。
と交尾するのに躊躇いはしねえ、番にでもなんでもなってやる。種族的にどうかは知らん、がたっぷり交尾して種撒いて、兎の腹に狼の子種を芽吹かせてやる……ベースが人間だ、こいつの胎に宿され、生まれるのが人間かもしれないが…。
手で滑らせていけばさらさらとした肌、どこもかしこも柔らかく特に胸が良い。先端の突起を摘んでくにくにと捻ると俺に回された腕を解き、俺の胸を控えめに押した。
『やっ、やだっ…!そこ、そうされるのは私っ、おかしくなりそう!』
「そのおかしくなるのは気持ちいいの間違いなんじゃねえのか?ほれ、」
片手は乳首を刺激したままに、もう片方にしゃぶりつく。少し汗ばんでいるが、口内で舌で苛め上げ、優しく、時に強く吸えばの抵抗は無くなって……──
『ひゃ…あんっ!やっぱおかしくな……、あぅ、だめぇ…っ、あ、ああっ!』
呼吸を荒げたままに体をビクンッ、を跳ねさせて喘ぎ声を漏らしている。
耳に堪らない刺激だ、座ったをベッドに軽く押し倒して、片手で股ぐらを探る。
相当ムラムラしていたんだろう、もう前戯なんて要らない程にぬるぬるして指先からクリトリスが逃げている。
くちっ、と音を鳴らした。ぬるぬるして結構触れるのも反応も楽しいもんだなあ、と円を描くようにのクリトリスを刺激し続けた。
『あっ、ああっ、あん、んぅ…っ!やっ…あっ!』
かなり感度が良い、というか…盛りのおかげというべきか。真っ赤に熟れて小さく可愛らしい勃起をしている。
愛撫するその度にびく、と跳ねて太ももを擦り寄せている。見ているだけで心臓がバクバクとしている。俺の下半身が爆発してしまいそうだ、もう繋がっちまったほうが良いか…?