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【風雷暴シリーズ】ゾンビマン夢【サンプル集】

第7章 激裏■捕食者はどっち?■狼77号と兎66号


ドッドッド、と早鐘打つ鼓動。
もぞもぞとのろい動きでゾンビマンはすり寄って私の乳をわしづかむ。デジャブかな……。

「……あ?高鳴ってんな、悪い夢でも見たか?」

眠そうな目で見上げてる。しょぼしょぼとしていて、大人の…渋い男なのに可愛い。でもその男性特有のごつい手は私の乳を揉んでるのはどうなんだ?

夢の全てじゃないけれどそれを思い出して私はゾンビマンにさっき見た"悪夢"を話すことにした。
……きっと、寝る前に発情期の兎の話をしたからこんな夢を見たんだろう。寝る前のあまりにもハードなセックスも余計に夢をリアルに魅せる為の絡繰りだったに違いない。夢の中でもゾンビマンのセックスは激しくて気持ち良かったなあ…。

『私が夢の中で狼人間で、あんたが兎男で……お腹すいたから食べようとしたら、あんたに性的に食べられて…逃げ回って家に帰ったらあんたが追ってきて、番だからっていっぱい交尾してたら子うさぎと子狼を産んで大家族作ってた』

ちなみに子供は人間じゃなくて兎は兎だし狼は狼だった。そこは人型じゃないのか、夢よ…。
それを静かに聞いたゾンビマンははっはっは、と笑っていた。

「んだよそれ、デキにくいだけで現実と変わんねえじゃねえか、よし目も覚めちまったことだ、現実でも交尾しまくろうぜ?狼人間の」

……本当だ、変わんないわ。
ため息を吐いて、ゾンビマンに身を擦り寄せる。

『夢の中の年中発情期のオス兎は現実に居たわ……』

捕食者は狼なのに。
どっちが捕食者かと効かれたら間違いなく"ゾンビマン"なのだ。
私は観念して、四つん這いになった。兎の様な激しいピストンに期待しながら。
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