第7章 激裏■捕食者はどっち?■狼77号と兎66号
するりと、下半身を覆う下着が取り除かれてしまった。
もう、終わりだ…!素肌を野風がくすぐっている。
「よし、剥けたな。じゃあメス狼を食うか」
ぺろぺろぺろ、と素肌を毛づくろいしていく兎。
あっちょっと気持ち良いかも。と抵抗が緩くなる。頬や首筋、と降りていき、子を孕んだり生んでもいない使用用途のまだ無い胸元をぺろぺろ、と舐めていく。
『ひゃっ…!』
反応を見てか、66号は胸を執拗に揉み、ちゅうちゅうと吸う。私を親兎だと思っているのかというと、そういう訳じゃ無さそうで、空いた手が厭らしく体中を撫で回してる。
じわじわと沸き起こる感情に戸惑う。体の内側がきゅうっと疼くような感覚があった。
『はんっ……、なっ…に、これ……っ!』
「なんだ?77号、息を荒げてよお……っ、ああ、メスのフェロモンが途端にすげえなぁ…狼でもここまでエロいんだな……?」
ふにふにと揉まれ、66号は舐める場所を更に下半身へと降っていく。脚を割られた状態でちゃくっ、ちゃくっと舌で鼠径部が舐めれれ、びくりと私は体を跳ねさせた。そういった場所なんてそう舐められるものじゃない!
生暖かく湿った舌は小刻みに、下半身の中心へと寄って来て……。
『やぅっ…やだ、やんっ…!あっ、駄目っ!』
舐められる場所は排泄口も近い場所だ、けれども腹側の方。
膣口じゃない、そこは敏感な場所で、舌先が執拗に、そして唇が吸い付く。
がくがくと跳ねる脚。それを見て66号は笑った。
「すげえ良い反応するじゃねえか?ん?
口では嫌だの駄目だの言ってる割に正直だなあ、コッチの方はよ……それとも、俺に感化されて繁殖期にでもなっちまったか?」
『そんな、ハズ…っ、あっ!』
指先が上下に擦るのはさっきまで蹂躙された"生殖口"の辺り。ぐちゅ、ちゅくっ、と今まで体の持ち主である私でも聞いた事が無い音が聞こえている。
「もう十分だろ、挿入させて貰うぜ。番だから良いよなあ?ちゃっちゃと交尾させて貰う」
『つがい、って……』
ズボンのチャックから飛び出す兎の男性器は反り返って、先端部分は濡れている。
ソレを掴んで私に充てがう、その部分は熱い。
『…っ』
ずちゅっ…ぶちゅ、ぐちっ!ずぶぶ……っ
厭らしい音がして、固いモノが私の中にと入ってきた。いよいよ、交尾が始まる。